「タックルが快感」「最後までわからない」「大逆転もできる」選手に聞いたレスリングの楽しさとメダルへの期待

「READY STEADY TOKYO-レスリング」若手が熱戦

期待の星が多数登場
期待の星が多数登場期待の星が多数登場

東京2020オリンピック競技大会を見据えたレスリングのテストイベント「READY STEADY TOKYO-レスリング」(主催:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)が2019年10月3日(木)~5日(土)、オリンピック競技会場の幕張メッセで行われ、日本のレスリング競技の将来を担う若手選手やアメリカ、ロシア、中国、ウクライナ、カナダなどの海外選手が出場。女子フリースタイル6階級(50kg、53kg、57kg、62kg、68kg、76kg)で熱戦を繰り広げました。

海外からも参加
海外からも参加海外からも参加

観客が1万人入ると考えたら

オリンピック4連覇の伊調馨選手とリオデジャネイロ2016オリンピック金メダリストの川井梨紗子選手が東京2020オリンピック出場を争い、川井選手が代表内定を勝ち取った注目の57kg級は、田南部夢叶選手が永本聖奈選手を破って優勝しました。

「オリンピックのシミュレーションイベントに参加できて、海外の選手からも学ぶことができてうれしいです。会場も素晴らしいですし、観客が1万人入ると考えたら、きっと盛り上がるし、オリンピックは特別な舞台になると思いました」

田南部選手は笑顔でそう語りました。

「オリンピックは特別な舞台になる」と田南部選手
「オリンピックは特別な舞台になる」と田南部選手「オリンピックは特別な舞台になる」と田南部選手

田南部選手と永本選手にとって、オリンピック代表の川井選手はあこがれの存在。

「自分は伊調さんと練習していますが、梨紗子さんもとても強い。全日本合宿でも、梨紗子さんが先頭きっていろいろやってくださって、強い人は自分だけでなく周りのことも見られるんだなと見ています」と田南部選手が尊敬の念を示すと、永本選手は「梨紗子さん(川井選手)はリオで金メダルを取っているので、東京でも。海外の選手も伸びてきていますが、強い選手がいる中でも梨紗子さんに優勝してほしい」とエールを送りました。

「梨紗子さんに優勝してほしい」と永本選手
「梨紗子さんに優勝してほしい」と永本選手「梨紗子さんに優勝してほしい」と永本選手

吉田沙保里さんの後継が待たれる53kg級

オリンピック3連覇、世界大会16連覇の吉田沙保里さんが戦ってきたことで印象深い53kg級を制したのは今井佑海選手。同じアジアのライバルの一人、ルオ・ラヌアン選手(中国)を破って優勝しました。

53kg級はすでに「ポスト吉田」といわれる向田真優選手が代表に内定していますが、「オリンピックの会場でやれたことはいい経験になりました。すごくやりやすいマットでした。自分が出られなかった分、53kg級で金メダルを取ってほしいです」と期待を込めました。

今井選手にとっても吉田さんは偉大な先輩。「レスリングが強いだけでなく、人としてもしっかりされている。レスリングに対しての気持ちもそうですが、周りの人に対しての心配りも尊敬しています。テレビにたくさん出てくださっているからレスリングの認知が広がっている。すごいなあと思っています」

「金メダルを取ってほしい」と今井選手
「金メダルを取ってほしい」と今井選手「金メダルを取ってほしい」と今井選手

「松雪ツインズ」も激闘

レスリング界期待の双子姉妹、松雪泰葉選手と成葉選手もそろってテストイベントに登場しました。76kg級に出場した姉の泰葉選手は3位決定戦で惜しくも敗れましたが、妹の成葉選手が68kg級で銀メダルを獲得しました。2019年のジュニア世界大会で成葉選手が金メダル、泰葉選手が銅メダルを獲得するなど、楽しみな若手。

成葉選手は、「オリンピックは目標。東京でオリンピックがあるのは一生に一度、自分の階級はまだ代表が決まっていないので、出られるチャンスがある。自分の実力では厳しい部分はありますが、自分のレスリングをしてオリンピックを狙っていきたい」と出場に意欲をのぞかせました。

「オリンピックを狙っていきたい」と成葉選手(左)
「オリンピックを狙っていきたい」と成葉選手(左)「オリンピックを狙っていきたい」と成葉選手(左)
タックルを受ける泰葉選手
タックルを受ける泰葉選手タックルを受ける泰葉選手

レスリングの面白いところは

ダイナミックで力強いグレコローマン、スピーディーで多彩な技のかけひきが面白いフリースタイル。レスリングの魅力について、選手の皆さんに改めて聞いてみました。

タックルが快感

1対1で、武器もなく自分の体一つで戦えるところ

力の強い弱い関係なく戦える

大きい技小さい技、たくさん技があるところ

競っているときが面白い

最後のブザーが鳴るまでわからないところ

最後に大逆転できるところ

リオデジャネイロ2016オリンピックで、日本の女子は6階級のうち4階級で金メダルを獲得しました。

「ルールは難しいところもありますが、投げとか迫力もあり、前のオリンピックでも日本がメダルを取っている競技なのでぜひ注目してください」と今井選手。

東京2020オリンピックでもメダルを獲得してレスリングをもっともっとメジャースポーツに。夢が広がります。

果敢にタックル
果敢にタックル果敢にタックル
がっつり組んで
がっつり組んでがっつり組んで
自分の体一つで
自分の体一つで自分の体一つで
攻め合う
攻め合う攻め合う
小さな技も
小さな技も小さな技も
大きな技も
大きな技も大きな技も
ブザーが鳴るまで諦めない
ブザーが鳴るまで諦めないブザーが鳴るまで諦めない
最後まで戦い続ける
最後まで戦い続ける最後まで戦い続ける

レスリング競技について

古代オリンピックでも行われていて、人類最古の格闘技といわれている。近代オリンピックでは第1回アテネ1896大会から行われ、第2回パリ1900大会を除き継続して実施されている。腰から下を攻撃と防御に使うことが禁止されているグレコローマンスタイルと、全身を攻撃と防御に使えるフリースタイルがある。東京2020大会における、レスリングの出場選手数は男子各スタイル96選手、女子96選手、合わせて288選手と決定。レスリングは、ロシア、アメリカ、日本、トルコなどの国が伝統的に強い。

競技紹介

会場紹介

レスリングをメジャーに
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