迫力の演武、スピーディーな突きや蹴り テストイベント「READY STEADY TOKYO-空手」を開催

東京2020オリンピックで初採用

「形」の清水希容選手や喜友名諒選手、「組手」の植草歩選手や荒賀龍太郎選手ら東京2020オリンピック空手競技の金メダル候補が優勝した国際大会の翌日、2019年9月9日(月)にテストイベント「READY STEADY TOKYO-空手」(主催:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)が、日本武道館で行われました。

台風15号の影響で開始時間が遅れ、一部の種目のみ行われることになりましたが、個人の形や男女混合組手では、全国から集まった大学生が各国の選手に扮して、本番さながらに迫力のある演武やスピードのある突きや蹴りなどを披露しました。

架空の相手に向かって
架空の相手に向かって架空の相手に向かって
跳び上がり
跳び上がり跳び上がり
気合を入れて
気合を入れて気合を入れて
ダイナミックに
ダイナミックにダイナミックに
激しく
激しく激しく

競技の進行をチェック

武道の聖地、日本武道館で
武道の聖地、日本武道館で武道の聖地、日本武道館で
演武に向かう選手たち
演武に向かう選手たち演武に向かう選手たち
形は点数制に
形は点数制に形は点数制に
ビデオ判定も
ビデオ判定もビデオ判定も
審判も本番さながらの緊張感
審判も本番さながらの緊張感審判も本番さながらの緊張感

形と組手、それぞれの魅力は

兄妹で空手をやっている佐尾瑠衣花さん(京都産業大学)は、形と組手の両方に出場。オリンピック会場の日本武道館で演武できたことについて、「テストイベントに参加できたことはうれしいことでした。オリンピック選手はこんなすごいところでできるんだと思いました」と目を輝かせながら話しました。

形と組手の魅力を語る佐尾瑠衣花さん
形と組手の魅力を語る佐尾瑠衣花さん形と組手の魅力を語る佐尾瑠衣花さん

どちらもこなす佐尾さんに形と組手、それぞれの面白さを聞いてみました。

「形」は相手を想像して架空の相手を倒す

切れやスピード、力強さ、迫力も

「形は、相手がいないんですが、相手を想像して架空の相手を倒す競技で、一人ひとり持ち味が違う。切れやスピード、力強さ、迫力もある。点数制にもなりましたし、みんなに伝わりやすいと思います。一人で練習という感じですが、忍耐強さを培うことができると思います」と佐尾さん。

形を演武する佐尾さん
形を演武する佐尾さん形を演武する佐尾さん
跳び上がる大技
跳び上がる大技跳び上がる大技

「組手」はダイナミックな蹴りや突き

相手を敬う気持ちを身につけることができる

一方、組手については、「多彩な技が見られます。ダイナミックな蹴りや突き、得意技がみんな違う。相手がいる種目なので、相手を敬う気持ちを身につけることができる競技だと思います。ポイントが入ればうれしいですし、私はスピードが持ち味なんですが、やっていくうちにどんどんスピードも速いといっていただけるようになりました。相手がいるからこそ、自分の成長もわかりやすい競技だと思います」と語ってくれました。

技を出し蹴り合う組手
技を出し蹴り合う組手技を出し蹴り合う組手
攻撃と防御
攻撃と防御攻撃と防御

この日は表彰式のテストもあり、メダルセレモニーも行われました。メダリストとして表彰台に上がった学生たちはメダルを手にして、笑顔に。東京2020オリンピックでもきっと、メダルを手にした選手たちの最高の笑顔が見られることでしょう。

「(清水選手ら)素晴らしい先輩方がいるから、空手により興味をもってもらえるし、見てもらえる。自分がやっている空手が、日本で開催されるオリンピックで行われるだけでもすごいし、うれしいです。応援しにきたり、ボランティアなどで手伝えたらと思っています」と佐尾さん。

佐尾さんのコーチは、男子の組手84kg級で金メダルが期待される荒賀龍太郎選手。「教えていただいているので勝ってくれたら家族のようにうれしい気持ちにもなる。絶対優勝してほしいです」とエールを送っていました。

メダルセレモニーのテストも
メダルセレモニーのテストもメダルセレモニーのテストも

東京2020オリンピックの空手競技は8月6日(木)から8月8日(土)まで行われ、男女の形と組手(体重別3階級)の8種目(1種目10人、1カ国1人)で競われます。

「私たちは空手がオリンピック競技になることを何年も何年も待っていました。東京で空手がオリンピックに参加する価値のあるスポーツであることをお客さんに示したい。私たちにとって、これは大きな一歩です」

世界空手連盟審判委員会のハビエル・エスカランテ委員長は、1970年代から夢見てきたオリンピックデビューのそのときを、興奮しながら待っています。

世界空手連盟審判委員会のハビエル・エスカランテ委員長
世界空手連盟審判委員会のハビエル・エスカランテ委員長世界空手連盟審判委員会のハビエル・エスカランテ委員長
東京2020大会は新たな歴史の幕開け
東京2020大会は新たな歴史の幕開け東京2020大会は新たな歴史の幕開け

空手競技について

空手は琉球王朝時代の沖縄を発祥とする武術・格闘技。1920年代に沖縄から日本全国に伝えられ、第二次世界大戦後に世界に広まっていった。空手の競技には大きく分けて「形」と「組手」がある。形は、仮想の敵に対する攻撃技と防御技を一連の流れとして組み合わせた演武。組手は、8メートル四方の競技場で2人の選手が1対1で戦う。白い無地の空手着を着用し、一方の選手は赤帯、もう一方は青帯を締める。攻撃の際に使える技は「突き」「蹴り」「打ち」の3種類。

競技紹介

会場紹介

テストイベントとして行われた国際大会の映像(World Karate Federation)