コースデザイナーが語る馬術の新コース「予測不能でエキサイティング!」

選手も観客も楽しめるコース
選手も観客も楽しめるコース選手も観客も楽しめるコース
地形もユニーク
地形もユニーク地形もユニーク

東京2020オリンピックに向けたテストイベント「READY STEADY TOKYO-馬術」のクロスカントリーが8月13日(火)、海の森クロスカントリーコースで行われ、4か国の選手16人と馬17頭が参加し、オリンピック会場のコースを味わいました。

オリンピック2連覇中のミヒャエル・ユング選手(ドイツ)、これまで3つの金メダルを獲得しているアンドリュー・ホイ選手(オーストラリア)といったトップライダーに加え、アジアチャンピオンの日本チーム(弓良隆行選手、平永健太選手、北島隆三選手、大岩義明選手)も参加しました。

ライダーにとっては、本会場の雰囲気だけでなく、東京の夏の暑さも体験できる機会。ミヒャエル・ユング選手は「ここ(東京2020大会が行われる会場)にいて、馬術の大会、特にクロスカントリーがどのように行われるのかを見ることができてよかったです。とてもいい感じでした。準備期間があと1年あるので、細かいところをもう少し改善して挑みます」と語りました。

READY STEADY TOKYO-馬術結果

ウォータージャンプ、タイトなターン、予測できない地形

馬術のコースデザイナー、デレク・ディ・グラジア氏
馬術のコースデザイナー、デレク・ディ・グラジア氏馬術のコースデザイナー、デレク・ディ・グラジア氏

東京2020オリンピック開催中にボートとカヌーのスプリントを開催する埋め立て地の「海の森」に作られたクロスカントリーのコースでは、東京湾の中心部を見下ろしながら、有名な東京スカイツリーの素晴らしい景色を眺めることができます。

東京2020大会のコースデザインを担当するアメリカ人のデレク・ディ・グラジア氏は、テストイベントのために刺激的なコースを作り上げました。コースは全長3025m、5分30秒の間に20障害31飛越をこなす必要があり、ウォータージャンプ、タイトなターン、予測できない地形が特徴的。

「みんなウォータージャンプが好きだと思います。ジャンプは非常にエキサイティングですが、同時にいろんなユニークな地形も魅力です。ライダーだけでなく、観客にとっても楽しめるものになると思います」とデレク・ディ・グラジア氏。

「(テストイベントのコースは)東京2020オリンピックの標準にあった公正なものにしたいと考えていました。馬とライダーにとって、真の(本番さながらの)テストができるようにと心がけました」

ロサンゼルス1984大会、アトランタ1996大会でもアメリカ人が馬術のコースデザインを担当していますが、自国以外の大会の馬術コースをデザインするのはデレク・ディ・グラジア氏が初めてだそうです。

馬術競技は、海の森クロスカントリーコースとあわせて、東京1964大会の会場である馬事公苑でも開催されます。馬事公苑では、オリンピック馬術競技(馬場馬術・総合馬術・総合障害馬術)とパラリンピックの馬術が行われます。

馬術競技について

オリンピックでは、コース上の大きな障害物を飛び越える際のミスの少なさと走行時間で競う「障害馬術」、ステップなどの演技の正確さと美しさを採点する「馬場馬術」、障害と馬場の2つにダイナミックなクロスカントリー走行を加えた「総合馬術」の3種目が行われます。個々の人馬のパフォーマンスが個人成績としてカウントされる個人競技と、各国チーム3人馬の成績を合計して団体成績とする団体競技が行われます。

競技紹介 
会場紹介(海の森クロスカントリーコース)
会場紹介(馬事公苑)